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Qualityオーディオ [音楽的発想]

昔々、ちょっとだけ昔、「オーディオブーム」があった。

家庭で音楽を本格的に聴くとなるとステレオだった。

オーディオ機器メーカーこぞって製品を開発販売していた。

「アンプ」「スピーカー」「レコードプレーヤ」「チューナー」「テープデッキ」などなど機器と録音媒体を各メーカー競って技術開発をして個性を発揮し、機種選定はうれしい悲鳴がでたものである。
いわゆる、コンポーネント「コンポ」を組むのが楽しみの一つであった。

オーディオアクセサリーも必然的に商品化されていく。
オーディオ雑誌も多数出版されているのである。
自分だけの自由な組み合わせを作っていくのである。

スピーカーは「原音忠実再生」を目指し「目を閉じて聞くとそこにコンサートホールの息使いまで聞こえる」なんて、素材を吟味したり形状を変えたり試行錯誤で楽しませてくれた。

また、スピーカーケーブルを変えるだけで「音が良くなる」など独特のノウハウを展開していた。

LPレコードはA面B面ひっくり返しなから聞いていた。静電気防止スプレーかけてベルベットのクリーナーでホコリを掃除してからおもむろにターンテーブルに乗せて針を落とす。A面が終わるとトーンアームが自動的に元の位置に戻り、B面へ...

音色を変えたければ「カートリッジ」を変えてみる。などなど...

何とものんびりしていた。

レコードでも、テープデッキでも「グルグル」回っているのが見えて「音を出してくれているな~」って、安心感があった。

アナログ構成による「quality」だったのである。

今でも懐かしい。

my choice








姿勢を正して [理論物理学]

月で任務を終えた、「アポロ月面着陸機」は月面から離陸する。
重力は地球の1/6であるのでジェットは軽い。
「オデッセイ」と「ドッキング」した後、姿勢を制御する。
地球への再突入のためである。
:角度が深ければ大気との摩擦で燃え尽きてしまう。
:また浅すぎると大気に跳ね返されて宇宙に放り出されてしまう。
メインコンピューターで計算した再突入値は、クルーが「再計算」し、管制官が「検算」すると再突入の角度が割り出される。
オデッセイを切り離し地球に戻る。
大気は厚い。
大気突入時には「通信」は全く効かないので結果を待つしかない。
・・・・・・
「ヒューストン、ヒューストン、聞こえますか」

無事、地球に生還したのである。

Slow Ballade [幼少時代]

「幼い頃」を思い出してみる。

木枠の窓を開けて、夜空をみていた。
ベランダにほお杖をついていた。
しばし、時を忘れていた。

あたりは、街の明かりがちらほらと。
月影と星が出ていた。
夜風が涼やかである。

遠くの方で汽笛の音が聞こえた。
夜行列車の汽笛の音である。
当時(昭和30年代)列車と言えば蒸気機関であった。

「ぴー」「ぴー」「ぴー」

「長い波長」で遠くから響いてくる。
まるで生き物のようなのである。
哀愁を感じたりする。

歌謡曲もなぜか「のんびり」した感じ。
「黒猫のタンゴ」は、アジのひものをお預けにされたりした。
「バラが咲いた」ら、さみしかった僕の庭が明るくなったりした。
「上を向いて歩こう」とするのは、涙がこぼれないためだった。

何とも「スローバラード」ではないか。

もう一度...もう一度...

聴かせてほしい「Slow Ballade」

「beautifulじゃないの」 [ファッション]

1970年代、捨てぜりふのように言われた一言である。
ある時代の中で、立ち上がろうとする若者がいたのである。

求めていたのは「美しさ」とか「愛らしさ」とか、曖昧なものではあるが、そこに「大きく存在する」ものであった。

なんの役をするのか?

私なりに解釈すると「buffer」の役割である。
つまり、やわらげの働きをすると思われるのである。

「beautiful」の類義語は、たくさんある。
:「lovely」「handsome」「pretty」「comely」「fair」「good-looking」などなど...

これは
「beautifulじゃないの」と私は思うのである。

つかまえた [描写的詩]

「はなさないぞ」


Escape [猫のび]

昔々。ちょっと昔。

大学生になって、何人かの友達ができた。

「講義」「実習」「レポート」など勉強は忙しかった。
単位を取れないと、次の学年にすすめないので割ときつかったのだ。

初めての上京。

一人暮らしなので、身の回りのことをすべてこなさなくてはならないのだ。
これも初めてである。


「サークル」もある。

部員は、6名ぐらいの小規模であった。

「放送部」を選んだ。

........

しかし、スケジュールがつまり、煮詰まってしまってどうしようもないときに「Escape」するところが私にはあった。

他の友達の下宿にいって「ただ寝転んでいる」という方法である。

心が落ち着いた。

「damage」が少しずつなくなっていく。

ほとんど会話はないが、気持ちはわかってもらっていてくれた。

一緒にアルバイトをしたこともあった、良き友である。

........

「放送サークル」では失敗が多かったが、何とか続けられた。

4年生では就職活動が始まるので、お休みして、3年生のときだったか「部長」に就任された。


その年の「文化祭」のときのことを今でも覚えている。

歌手「マリーン」が学祭に招かれておおいに盛り上がった。


「放送部」としては、ミニFM局を開催したりした。


もう盛大なお祭りになった。

........

午後10時頃学祭の締めが行われた。

「ビール」で乾杯して、成功を祝った。


またどこからともなく「胴上げ」が始まった。

部員が次々胴上げされていく。

最後に、私が胴上げされた。


雲の上にいるような気持ちで、胸がこみ上げた。


これも、孤独と不安を「Escape」してくれた友達がいてくれたからだと感謝している。


「大学」は人生を勉強する場であったと今でも思っている。

my choice

私の得意技 [猫のび]

ペン、を持つと「ワクワク」するのである。
この文章も実際はペンで書いているのである。

ペンを持って、紙に書く。
スラスラ書けてしまうのである。
なんでもないようだが、ずっと書かないでいると「文字」が崩れてしまうしまうことに気が付いた。

ずっと書いて全体を眺める。
「推敲」をするのである。
英語で言うと「edit」かな?

万年筆で書くと「おおらかな」
ボールペンで書くと「力強い」
シャープペンで書くと「繊細な」
タッチになる。

まるで「文字」も「絵」を書いているようである。

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