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cafe bar物語 [猫のび]

昔々、ちょっとだけ昔。
「cafe bar」なるものがあった。

仕事の帰りに、友達と飲みに行こうと言うことになった。
場所は「渋谷」である。

もうたどり着く前から、どきどきである。

店に入るとそこは、異空間であった。
「high tech」な内装と、おしゃれな「BGM」で包まれている。

友達が、ハイカラなカクテルをオーダーする中、私は何の予習もしていないのでとりあえず知っている知識を駆使して、

「Budweiser」

つまり、ビールを注文したのである。

一人ちびちびと「cafe bar」でビールを飲んでいたのである。
なんだか、恥ずかしかったおぼえがある。

それとは以前、なんの変哲もない飲み屋でときめきを感じたことがある。

薄暗い店内には、テーブルがありその奥に「ダンスフロアー」があった。

洋楽の「BGM」が流れる中、そのステージで一人で黙々とステップを踏んでいる子がいた。

飲んでいるのだがずっと気になっていた。

曲が、「Hall&Oats」の「Man Eater」にかわったとき、

「カッコイイ」

ときめいてしまったのである。

「cafe bar」にはいい思い出がないが、「Man Eater」を聴くと,いつも背中に電気が走るのである。

my choice

マルタの鷹 [映画]

昔々。ちょっと昔。

主演:「ハンフリー・ボガード」の「マルタの鷹」という映画があった。

「煙草」の吸い方の教科書のような映画と評されている。

今のような、「シガレット」ではない。

勿論、フィルターも付いていない煙草であったのである。

「紙巻き煙草」の時代である。

「シガライトケース」から取り出した、辞書のような質感の紙に、「煙草の葉」を載せて手際よく巻いていく。

巻き終わったら、端を舐めて止める。

「煙草」のハンドメード。

何とも奥ゆかしい、「両切り煙草」のできあがりである。

おもむろにくわえて、「マッチ」で火をつける。

「紫色」の煙が漂う。

手に「煙草」を持つときには、ちょうど人差し指と、親指で手の甲に「煙草の灰」が落ちないようにさりげなく構える。

「カッコイイ」


.............

ぼそぼそと「ボギー」が話したあと、「イングリット・バーグマン」と別れてしまうというストーリーである。


「ダンディズム」という言葉は、この映画からきているのかもしれない。

自分もあこがれてずいぶんと練習したものだ。

.............

しかし、「ボギー」にはとうていかなわない。


Twitterまとめ投稿 2019/01/15


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