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よく飛ぶ紙飛行機 [幼少時代]

[飛行機]私がまだ小学校低学年だった時の話である。

父が私に「本だけは買ってあげる」と言っていた。

書店で本を見ていると「よく飛ぶ紙飛行機」というムックがあった。
実際に本を切り抜いて飛ぶことのできる紙飛行機を製作するというものであった。

まず本の切り取り線に沿ってはさみで台紙を切り抜く。

部品がそろったらのりしろにセメダイン(揮発性の接着剤)を付けて張り合わせていく。3層から5層の分厚い胴体が出来上がる。

主翼・尾翼を同じくセメダインでゆがまないように接着する。接着したものはワイヤを張ったところに洗濯ばさみで挟んで約半日は乾かしておく(揮発が抜けきるまで乾かす・乾ききらないとバランスがずれることがある)。

全体が組み終わり乾いたらピンセットを使って重心をとる。
重心は主翼下の真ん中ところへ来るように紙の切片を使ってバランスをとる。

重心が取れたところで主翼にカーブをかける。主翼に「揚力」が発生するように(コツが書いてあるのでその通りに)カーブをかける。

機体の先端にはクリップを一つ挟んで推進力にする。

試しに飛ばしながら全体のバランスをとっていく。
ねじたり、曲げたり、カーブおかけなおしたりしてまっすぐに飛ぶように最終調整をかける。


室内にて「よく飛ぶ紙飛行機」の完成である。

[飛行機]
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私の好奇心(マイナスの世界編) [幼少時代]

私が小学生1年の時の話である。

上級生から算数の問題を出された。

「1+3は?」

「4」

「では1-4は?」

「-3」

「ほー」

「2‐5はどうだ?」

「-3」

「....うーん」

これにはからくりがある。
よく負になる計算のコツを医大志望の叔父から教えてもらっていたのである。
コツは「1-4=-3」の演算の最初の数「1」と答えの数(負をのぞいて)「3」を足すと「4」になる足し算をしていただけなのである。
この計算は、お金を出しておつりが切りよく戻ってくることに今でも使っている。

私の好奇心。
マイナスの世界である。

[カチンコ]
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子供電話相談室 [幼少時代]

私が幼稚園に通っていたころの話である。

子供電話相談室というラジオ番組に出演することになった。
電話をかけて質問し先生に教えてもらうという番組である。

「子供電話相談室に出ることが決まったのよ」幼稚園の職員室で保母さんから言われた。


まず電話で番組の内容を電話を通じて聞いた。

「...でありますから本番よろしくお願いいたします」

「はいわかりました」

そこまでは言葉が出ていた。



本番開始

「は~い次は誰かな~」

自分の番が回ってきた

「どんな質問かな~」

「どうしてアメンボウは浮き輪もないのに水に浮かんでいられるのですか?」

「それでは先生に代わりますね」


「どうして不思議に思ったの」

「何となくです...」

「不思議だね~アメンボウの足には浮き輪はないねえ」

「...」

「どうしてかな~」

「...」

「表面張力というもので浮いているのですよ」

「..........」

だんだんと声が出なくなってしまった。
なぜならば先生の解説を熱心に聞いていたからなのである。
同時に私が内向的だったのであったからである。

「どうしたのかな?聞いてる?」

蚊の鳴くような声で

「...はい...」

「わかったかな~」

「.....」

「さようなら」

「...さようなら」


本番終了。
何となく申し訳ないような気がしたのである。

[カチンコ]

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私の好奇心(セロテープ達成編) [幼少時代]

父がカセットテープレコーダーを買ってきた。
思いやりで故障させてしまった後、修理ができてしばらくたってのことである。
付属品で15分テープがついていたが他に録音したいことが出てきた。

「カセットテープがあるのだけれど使うかな?」と父が無料配布されたテープを差し出した。
すでに録音済みの白いテープであった。

自分は録音するのが好きでそのテープの吹き込み内容には興味がなかった。


「録音しよう」と思った。

録音ボタンを押す。

しかし

「スイッチが入らないなあ?」

もう一度おす。

「また故障かなー?ちゃんと直ったはずなのになー?」

白いカセットテープをイジェクト(取り出し)ボタンを押して取り出す。付属品の15分テープを入れて再挑戦すると。

「異常なし?」


「テープに...のような...があるのではないか?」小さいながら推測してみた。


テープを見比べてみる。いろいろな角度から観察すると。

「15分テープの細い四角い穴はプラスチックでふさがれているのに、白いテープは...四角い穴があいている...」

私の好奇心が働いた。

「穴をセロテープでふさいだら?」

セロテープを張ったテープをもう一度イジェクトボタンを押してテープレコーダーに入れる。


録音ボタンを押すと...

[カチンコ]

達成しました。







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私の好奇心(バーチャルオーディオ編) [幼少時代]

中学生の文化祭での話である。

とあるブースが目に留まった。


オーディオブースである。


ちょうど自分たちの間では大口径ウーハーの「ラジカセ」が流行していたところである。

ブース内には「JBL」の大型スピーカー。暗幕の中には大型「プロジェクタースクリーン映写機」(当時はまだVTR・大型テレビはなかったと思われる)が設置してあった。

なぜだか「アルプスの少女ハイジ」が流れていた。


他を見渡してみるといろいろあったが、私の目に留まったのは多量のオーディオカタログであった。


「もらえるだけもらおう」と多量にもらった。



家に持ち帰りさっそく見てみる。

「トリオのチューナー¥200,000」:「とても手が出ないな」
「マランツのアンプ¥150,000」:「とても買えないな」
「JBLのスピーカー1本¥600,000!」「ひえー!」


一人でびっくり(感動)していたのである。

しかし分厚い束のカタログのスペック(性能)を見てみると当時の技術の粋を集めたハイスペックであった。

私も好奇心が働いた。


「画鋲があるな」


カタログを画鋲で部屋の壁にそれらしく張り付けていったのである。


私はオーディオカタログの中に囲まれてしまった。


「バーチャルオーディオ」


高級オーディオのHiFi音がまるで聞こえてくるような気分になったのである。

[カチンコ]
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私の好奇心(貯金箱からくり編) [幼少時代]

私が4歳か5歳のころの話である。

雑誌の裏表紙によく通信販売の広告が載っていた。

お目当ては「骸骨の貯金箱」である。


現金書留で代金と送料を送付して貯金箱が届くのを待った。


1週間ほどたって、茶封筒に入った貯金箱が届いた。
開けてみると、ぜんまい仕掛けのブリキでできた四角い貯金箱が出てきた。

さっそく、ぐりぐりぜんまいを巻いて...

「どんな動きをするのかなあ?」であった。


所定の位置に10円玉を置くと... 

「ジーーー」と音がして骸骨の手がフェルトの中から出てくる。
「ジーーー」と音がして10円玉をブリキの貯金箱の中へ引き込む。
「ジーーー」と音がして「カチャン」と中へ入ったら...骸骨がお辞儀をする。


私の好奇心が働いた。


「どんな仕組みになっているのだろう」


ブリキの裏にはコインを取り出すためのふたがついている。
そこから中をのぞいてみる。


「ジーーー」:テコでつながったスイッチがゼンマイの動力を開放する。
「ジーーー」:腕を伸ばすためのクランクが動く。
「ジーーー」:フェルトから手が伸びカムで骸骨の頭がお辞儀する。


妙にアナログ的なところが気に入ってしまった。


10円玉を載せては「ジーーー」また載せては「ジーーー」また載せては「ジーーー」



私の貯金箱にはいつも10円しか入っていないのであった。

[カチンコ]








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私の好奇心(ほほ笑み編) [幼少時代]

私が1歳が2歳のころの話である。

我が家には古い白黒テレビがあった。
私はそのテレビをなんとなく眺めていたのである。


夕飯時になると天気予報が流れる。

「明日の天気は晴れでしょう」

私の頭の中では幼いながら

「........の.......................」と解釈していたのだろう。

「の」は、ほかの場面でも出てくることも知った。

「私の名前はダッコちゃん」

「...の..........................」

特に理由というものはないが、あの「の」という文字の丸さと、響きが大変気に入ってしまった。

私は「の」をどんどん学習していったのである。


それからしばらくして

私の好奇心が働いた。

「の」を見つけたら他の人に教えてあげよう...


夕飯時になる。天気予報が始まる。


「の!」


しっかりした発音をしていた。

茶の間のみんながほほ笑んだ。これはいいことなんだと思った。

また「の」が出てきた。


「の!」


またみんながほほ笑んだ。自分が一番喜んだ。


しばらく私は「の!」とブラウン管に指差しながら叫んでいたらしい。




少し大きくなって、絵が描けるようになって描いたのは「へのへのもへじ」であったような気がする。

[黒ハート]




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私の好奇心(ラジオ納得編) [幼少時代]

私が確か4歳か5歳の時である。
叔父は大学の受験生であった。
受験勉強の時にたまにラジオを聴きながら勉強していた。

「ラジオ」

黒い革のケースに入った小ぶりのラジオが家に一台だけあった。当時としてはテレビと並んでハイテクの製品であった。

勉強机の上にあったラジオを一人で使ってみる。スイッチが多いことに気が付く。
英語で「ON」とか「OFF]と書いているもの発見。電源スイッチである。納得した。
ぐりぐり回すダイヤル発見。チューニングダイヤルである。音の内容が変わる。選局である。納得した。

しかし。しかしである。納得できないことが一つある。

「なぜいろんな音が出てくるのであろう?」

どうしても納得できない。

私の好奇心が働いた。

「中をのぞいてどこかに音が詰まっているか調べてみよう」(当時の発想ではラジオの音はどこかに詰まっているものだと考えた)


皮のケースを外して+ねじ回し(+ドライバー)で裏蓋を取り外してみる。


「すごい部品の集まりだな~」感心していた。


ふとその中でほかの部品とは異なる、黒い丸い棒のような部品を発見。

「この中に音が詰まっているに違いない」納得した。


裏ブタを閉じ、革のケースに戻し元の状態に置いておく。(自分は確かに分解系であった)


叔父がまたラジオを聴きながら受験勉強。


「あの黒い棒から音が出ているのを知っているのは私だけ...」



あれから私は理系の道に進むことになったのである。

[カチンコ]




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私の好奇心(聴診器編) [幼少時代]

おそらく私が4歳か5歳のころの話である。
叔父は、医大志望の学生であった。


受験のためかどうかはわからないが、2階の勉強部屋には医学用グッズがたくさんあった。
「聴診器」
今では医療機器の開発・発達でほとんど見かけなくなってしまったが。
昔(そんなに昔ではないが)ドクターが受診するときのツールとして首に聴診器がかかっていたものである。
当時は医療で当然のように使われていたので医大志望の叔父はこれを持っていた。

「触診」と言って、あっかんべーをしてまぶたの裏を見たり、手のひらの上から人差し指と中指で「とんとん」と体を軽くたたいて音を聞いてみたりしてもいたが...現代もっぱらPCのキーボードをたたいている様子である。


「なにこれ?」
「聴診器」
「何するの?」
「心臓や呼吸の音聴くの」
「使ってもいい?」
「いいよ」

両耳にイヤフォンのようなものをつける。
わりと「ボソボソ」というノイズが入る。使いこなすには熟練した技術がいるようだった。

心臓のあたりにあててみる。「ト・ト・ト」というような鼓動が確かに聞こえる。


私の好奇心が働いた。

「これで自分の声を聞いたらどうなるだろう?」

一人でやってみた。

「あ~」=「あ~!!!」

すさまじく音は大きく聞こえびっくりするほどであった。


それからは正統派まじめになり聴診器で心臓・肺の音にしか使わないようになりました。

[カチンコ]


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私の好奇心(アドベンチャー編) [幼少時代]

[病院]これは私が思い出せる限界であろう幼いころの話である。

私はまだよちよち歩きの赤ん坊であった。
移動は「歩行器」を使って歩くトレーニング中であったと思う。時々ハイハイしたり、つかまり歩きの状態である。

ロケーションは2階の木製ベランダ。下には1階のコンクリートの床である。高さは約4mであろうか。

歩行器でベランダ周りを歩いていた。ベランダの柵は優に体が通れる広さがある。

柵に近づく。

太い釘が木製ベランダの側面に打ってあるのを発見(これは記憶の限界であるがゆえに今の自分がそう思っただけかもしれないが)。

好奇心がわいた(ような気がする)。

「自分の着ている服のショルダーストラップをくぎに掛けてぶらぶらするとどんな感じだろう?」
当時の言葉では感覚的に

「........?」

まず歩行器から降りてハイハイする。
ベランダの柵から身をより出す。
体を反転。
釘の出たところで服のショルダーストラップをかける。

「ぶらぶら~ばぶばぶ~」

なんだか空中遊泳をしているようで恐怖感(まだ落下して痛い目になることはわからない)がなかったのだが。


しばらくして....

私の乗っていない歩行器がベランダにあるのを父が発見!!

父が

「ぎゃー!!!」

と叫んだらしい。すぐさま私を発見。救出。



そのあと大きくなって歩けるようになってから、あの釘を見つけた時に自力ではベランダに戻れないことまで考えていなかったのだなあと改めて父に感謝する私であった。


[飛行機]


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