SSブログ

サンダーバードガス爆発 [幼少時代]

私が、小学校3・4年の時の話である。

家の離れにおばあちゃんが一人で住んでいた。

よく弟とおばあちゃんの所へ行っては、足の付いた木製の大きな(昭和40年代ごろ)テレビを見せてもらっていたのである。

チャンネル権はこちら側にあり、おばあちゃんはテレビというハイテクにはあまり関心のない様子でただ付き合いで黙って孫の見る「ロボコン」などを眺めていた。

またおばあちゃんにとっては部屋についている「スイッチ」もハイテクである。どこをONにするとどこの照明がつくかわからなかったらしい。

機械ものに割と強かった私は、スイッチに名前を書いてあげることにした。

「ここを押すとここがつくんよ」

「へえ~へえ~」

たいそう使い勝手がよくなったみたいで喜んでいた。

冷蔵庫、水道の蛇口の使い方などなど生活に関するアドバイスを私がすることになった。

当時トイレは汲み取り式か、せいぜい簡易水洗式の単独浄化槽がついているぐらいであった。

風呂はガス湯沸かし器にて水を張って湯を沸かし頃合いを見計らって自分で止めるというものであった。

それらは当時としては当たり前の設備ではあったのだが。

------------------------------------------------------------------------------------------------

ある夏の日、おばあちゃんが風呂を沸かしていた。

「なかなか湯がわかんのんよ~」家に相談に来た。

どれどれ、おばあちゃん専属の技術屋さんである私がサンダーバードのごとくレスキューに向かった。

風呂場を観察して「元栓もひねってあるし、点火スイッチで風呂をたくモードになっている」

サンダーバード1号が現況を観察した。

続いてサンダーバード2号が故障個所を直しに行く。

「風呂場内はまず問題ない、原因は屋外の湯沸かし器にあるようなので故障個所を直す」

------------------------------------------------------------------------------------------------

「コックはひねってあるのでこれは問題ない」「しかし湯を沸かす音がしないぞ?」「点火スイッチをカチカチしてみよう」

サンダーバード2号が特殊技術を使って仕事を始めた。

と、その時。 

「ボカン!!」

ガス爆発が起こった。

原因は種火(メインバーナーに火をつけるところ)がついていない状態で、メインバーナーがひねってありガスが屋外ではあるが充満していたため、点火スイッチの火花でガスに引火したためであった。

バージルは、髪の毛・眉毛・まつげが焦げ落ちた。

---------------------------------------------------------------------------------------------------------

おばあちゃん的には、何が起こったのかはわかっていないらしく改めて沸かしなおしたお風呂に気持ちよさそうに入っていた。

サンダーバードは任務を遂行し家へと帰還した。[カチンコ]



本作は1963年『海底大戦争 スティングレイ』の後番組を構想中のジェリー・アンダーソンが、ドイツのマチルド鉱山で起きた、129人が生き埋めになった浸水落盤事故で、29人が死亡したが懸命な救助の結果100人が救出されたこと(レンゲデの奇跡 (Wunder von Lengede))を知り「国際的な協力で、科学的な設備を持って救助すれば被害は食い止められる」と思いつき、企画案「国際救助隊」をまとめた。
ITCのルー・グレイド(英語版)が本企画を承認し、ポルトガルのアルブフェリア村の貸別荘でシルヴィア・アンダーソン(英語版)に口述筆記させ完成させた。最初のエピソード「SOS原子旅客機」("Trapped in the sky")は、ジェリーが従軍していた頃にマンストン基地(英語版)で目撃した胴体着陸事故に基づく。企画成立直前に、ジェリーは第二次大戦中に行方不明(後に戦死と認定)となった兄ライオネルからの手紙に記された「Thunderbird Field[2]」にちなみ、企画タイトルを「Thunderbirds(サンダーバーズ)」とし、それまでレスキュー1 - 5と呼ばれていた国際救助隊のメカもサンダーバード1-5号に改めた。
制作当時に於いて、従来のマリオネットを使った映像作品にはなかった事前に俳優の台詞を録音した録音テープの音声に連動し、その音声信号により同期させて人形の唇を動かす「リップ・シンクロ・システム」という装置を、マリオネットの頭部に内蔵し、マリオネットの口の動きを台詞と同期した手法を使用して、時折、マリオネットでは表現しにくい「手のアップ」「歩く姿」等の部分に関しては、実写映像を挿入し、より人間的表情を表現して、特撮を駆使して実写に近いリアル感を演出した「スーパーマリオネーション」と呼ばれる映像表現手法を使用している。
製作は操り人形を用いた特撮映画やテレビシリーズを多く製作していた、ジェリー・アンダーソン率いるAPフィルムズで、配給会社はインコーポレーテッド・テレビジョン・カンパニー(英語版)であった。
本作を見て、グレイドは「もはや映画だ」と絶賛し、当時ITC配給中最高級の1本22,000ポンドを与え、30分番組の予定を1時間枠に拡大した。放送開始と共に、全国紙で特集が組まれるほどの社会現象を引き起こし、子供番組史上まれに見る人気作品となった。

(quote from Wikipedia.)

nice!(1)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。