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ゼロエミッション(2) [猫のび]



夏の定番である。またロングランである。

夏になるとどうしても蚊が出る。

昔々。ちょっと昔。

実家は田んぼに囲まれていた。当然水辺なのでボウフラがわき蚊が発生する。

対抗策は「蚊帳(かや)」

就寝時に用いることが多く、簡単に取り付け、取り外しができるよう長押(なげし)のくぼみが鉤(かぎ、フック)をかけるのに利用された。また、長押に鉤を打ち付けておき、それに輪型の釣具を掛ける方式もある。その長押は、今日の日本家屋からは消滅しつつある。
生活環境の変化、すなわち殺虫剤や下水の普及による蚊の減少および気密性の高いアルミサッシの普及に伴う網戸の採用、さらに空調設備の普及により、昭和の後期にはほとんど使われなくなった。しかし蚊帳は電気も薬品も使わない防蚊手段であり、エコロジーの観点や薬品アレルギー対策として見直され始めている。
(quotation from Wikipedia)

つまり寝室に網を張るのである。

現代人にはお目にかかったことがないだろう。

中に入り込むときには、うちわでパタパタして蚊が中に入らないようにしてそっと入る。

スターウォーズでいえば「シールド」のような働きをするのである。

時代は流れ、もっと簡単にかを寄せ付けないようにはできないかと開発されたのが、除虫菊を焚く上記の蚊取り線香である。


マッチ一本点火。一晩中蚊を寄せ付けない。蚊帳に比べて随分便利になった。

やがて電機が家庭に十分行き渡ると「香取マット」なるものが普及した。

香取マットを取り換えるのも面倒だということで「リキッドタイプ」の香取機の登場。

これが現代である。

しかししかしである、香取マット・香取リキッドタイプにはemissionが発生することはあまり意識していなくてもそうなる。

昔の「蚊取り線香」は役割を終えた後灰になるだけ。emissionが自然に帰るものしか発生しないのである。

取り扱いは面倒だが環境にやさしい。

線香の煙を見ていると蒸し暑い夏がいくぶん風情を漂わせ安らぎ効果さえ与えてくれるのだが。







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Twitterまとめ投稿 2019/07/14


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