SSブログ

初めてのスキーは痛てててて [猫のび]

大学の時何が発端かわからないが初めてスキーをしてみようと決心した。

大学の体育授業の一環でスキー合宿が行われることになり参加を希望した。

もちろんスキーの道具類は持っていなかった。ウエアーだけは自前で買った。

ところが、そのスキー靴、板、ストックは大学で貸してくれることになっていたのだが参加人数が予想以上に多く新品で用意したレンタル分だけでは足りなくなってしまった。

どこかの使用品で空いているものを調達して残りの人に貸し出すことになった。

私はその後者の道具を借りることになった。

「どれも高級ブランドの靴、板、ストックであるのだよ」と顧問の先生は嫌に強調して私にその道具を貸してくれた。

初心者の私は「これは得した」と思ったのはその時だけ。そのあと悲惨な目に合うとは思いもよらなかった。


スキー合宿当日道具スキーウエアーをもって信州のスキー場へバスで向かった。

晴天に恵まれスキー日和であった。

ウエアー、スキーブーツを装着し板思ってゲレンデへ向かった。

初心者だけにリフトを使わず歩いて斜面をもぼり滑る、止まる、曲がるの連取をするように説明を受けた。

ところが、説明のとおり行っているとまずスキー板がうまく装着できない苦労から始まった。スキーブーツが固めでタイトで足にインパクト?が与えられていたのでうまく力が入らなかったのである。しかも丈は短かった。

「雪面化に歩きというけど、どうも膝あたりが痛いなあ」と思いつつ1日目の合宿の練習日程が終わった。

ロッジに戻ってスキー靴を脱いで、スキーウエアーから普段着に着替えたとき驚いてしまった。

「ソックスに血がにじんでいるなあ。」脱いでみると、

膝から出血。

あまりにもスキー靴、スキー板がプロ仕様でガチガチだったため、膝がこすれて血まみれになって練習していたのだった。

持っていたバンドエイドで応急処置をした。

ほかの上級リフトOKメンバーが「あそこの谷はこうエッジを聞かせてカーブすればいいのだ」などと自前の最新式の赤いスキー靴を手入れしながら言っていたが自分はそれどころではない。膝が真っ赤である。


一日目でダメージを受けた私は二日目最終日の練習に向かった。

できるだけバンドエイド。できるだけ靴下を重ね履きしたが靴のサイズがぴったしなので余計に窮屈な体制になってしまった。

蚊に歩き。ボーゲン。キックターン。

すべての動作について膝のことが気になり痛かったので身が入らなかった。

二日目の練習終了。

急いで部屋で膝の様子を見る。

まっかっか。痛てててて。

何とも心細い気持ちになった。


夜は合宿終了の打ち上げがある。痛い足をひこずりながら宴会会場へ。

体育の先生がエイトマンのパフォーマンスダンスを披露してくれ会は大いに盛り上がった。


膝の痛みはバンドエイドよりもエイトマンのおかげで痛みが和らぐのであった。[スキー]






nice!(0)  コメント(0) 

Twitterまとめ投稿 2019/09/09


nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。