計測結果400Hz [猫のび]
大学を卒業して会社に勤めてしばらく経ってのことである。
商品を開発していた。
作業室にはいろいろな工具、測定機器、モック、部品、ケーブルなどなどあった。
デバイスを手探りで試作していた。
部品をどう配置してどうつないでなど考えながら作っていた。
曲げたり、伸ばしたり。
デバイスから発生する電流の波形を「オシロスコープ」で計測しながら。
よく終電ぎりぎりまで残業していた。
K先輩の指示でメンチカツを買い出しに行き夜食にしながら仕事をしていた。
「オシロスコープ」にたまたまマイクがついていた。
時計の時報の真似をして自分の声を吹き込んでみると波形が現れる。
「トゥーーー」
計測結果「正弦波・400Hz」
何度やっても
計測結果「正弦波・400Hz」
「波形が普通だときれいにこうはならないよ」
K先輩が言っていた。
「ピ・ピ・ピ・ポーン」の時報の「ポーン」の部分は「正弦波・400Hz」である。
商品を開発していた。
作業室にはいろいろな工具、測定機器、モック、部品、ケーブルなどなどあった。
デバイスを手探りで試作していた。
部品をどう配置してどうつないでなど考えながら作っていた。
曲げたり、伸ばしたり。
デバイスから発生する電流の波形を「オシロスコープ」で計測しながら。
よく終電ぎりぎりまで残業していた。
K先輩の指示でメンチカツを買い出しに行き夜食にしながら仕事をしていた。
「オシロスコープ」にたまたまマイクがついていた。
時計の時報の真似をして自分の声を吹き込んでみると波形が現れる。
「トゥーーー」
計測結果「正弦波・400Hz」
何度やっても
計測結果「正弦波・400Hz」
「波形が普通だときれいにこうはならないよ」
K先輩が言っていた。
「ピ・ピ・ピ・ポーン」の時報の「ポーン」の部分は「正弦波・400Hz」である。