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私の好奇心(アドベンチャー編) [幼少時代]

[病院]これは私が思い出せる限界であろう幼いころの話である。

私はまだよちよち歩きの赤ん坊であった。
移動は「歩行器」を使って歩くトレーニング中であったと思う。時々ハイハイしたり、つかまり歩きの状態である。

ロケーションは2階の木製ベランダ。下には1階のコンクリートの床である。高さは約4mであろうか。

歩行器でベランダ周りを歩いていた。ベランダの柵は優に体が通れる広さがある。

柵に近づく。

太い釘が木製ベランダの側面に打ってあるのを発見(これは記憶の限界であるがゆえに今の自分がそう思っただけかもしれないが)。

好奇心がわいた(ような気がする)。

「自分の着ている服のショルダーストラップをくぎに掛けてぶらぶらするとどんな感じだろう?」
当時の言葉では感覚的に

「........?」

まず歩行器から降りてハイハイする。
ベランダの柵から身をより出す。
体を反転。
釘の出たところで服のショルダーストラップをかける。

「ぶらぶら~ばぶばぶ~」

なんだか空中遊泳をしているようで恐怖感(まだ落下して痛い目になることはわからない)がなかったのだが。


しばらくして....

私の乗っていない歩行器がベランダにあるのを父が発見!!

父が

「ぎゃー!!!」

と叫んだらしい。すぐさま私を発見。救出。



そのあと大きくなって歩けるようになってから、あの釘を見つけた時に自力ではベランダに戻れないことまで考えていなかったのだなあと改めて父に感謝する私であった。


[飛行機]


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