適切な問題について決定を行う [私のP.F.ドラッカー]
AAA1成果をあげるには意思決定の数を多くしてはならない。意味のある重要なことに集中しなければならない。優れた意思決定を行う者は、意思決定において最も重要で困難な部分は決定そのものではないことを知っている。決定すること自体はかなり容易である。重要なことは適切な問題について決定を行うことである。間違った問題に対する正しい決定ほど大きな害を与えるものはない。
AAA1意思決定のステップとは、必要性の判断、問題の分析、問題の把握、目的の明確化、決定の参画、実行の担保、結果の検証である。
CCC9多すぎる意思決定ほど行動の妨げになるものはない。
AAA1次のステップは問題の把握である。誰もがこのステップを省こうとする。しかし、意思決定において最も重要なステップがこれである。だが多くの者が注意さえはらおうとしない。医学にたとえるならば、病気ではなく症状を治そうとする。
CCC9このフィードバックによっていかに多くのことをいかに早く学べるかは、驚くほどである。それ以上に驚くべきは、何を学べるかである。たとえば意思決定における自分の弱みが辛抱が足りないことを知ることができる。実際に起こる前に変化が起こることを期待してしまう。そのため意思決定が失敗したと思い、せっかくうまく行っているものまでいじくり回す。そのような者は思ったよりも我慢することを学ばなければならない。聡明でも仕事でうまく行っている者が、これとは逆の弱みを見つけることがある。忍耐がありすぎて待ちすぎる。
2020-03-13 11:52
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