生かされている

幼い幼稚園の頃、私は「白血病」にかかってしまいました。

原因不明。

親の言う、「入院」という言葉が理解できず、なぜかしきりに「手術」ではないかととても不安に思っていたのを覚えています。

不治の病と言われている「白血病」との戦いが幼い体にのしかかってきました。

「絶対安静」三ヶ月。

それも2度にわたって。

ベットから床に足を付いてはいけない状態で病院で過ごすことになりました。

毎日耳たぶから採る血液検査をもとに「ペニシリン」の注射が毎日約5本ありました。

親も半ばあきらめかけていたのでしょう。

私のベットの横で寝泊まりするようになりました。

ところが、ある夜寝ているときにからだが縛り付けられ､苦しい状態が訪れました。

息苦しくなり､気を失ってしまいました。

何があったのかわかりませんでした。


次の朝が訪れ、奇跡的に「まだ生きているなあ」と何となく感じていました。


夏でした。

状態が少し良くなり､病院の屋上で花火をすることになりました。

初めて、ベットから解放されて､眩しい花火の光を見つめていたように憶えています。


時日は流れ、何度もアクシデントに見舞われ､この世から消えてしまいそうなることがありました。


「人は生きているのではない。生かされているのである。」

強く思ったことです。


今は、つらい思いから少しだけ「幸せ」を感じるようになっています。

まだまだこれからがあります。


「生かされていきながら」


がんばります。

コメント 6

そんな過去をお持ちだったとは。
そんなことを感じることが少なくなった最近ですからねぇ・・・。
恥ずかしながら、俺も、そう感じる瞬間は多くないです。
by thunderknight (2010-06-27 11:16) 

大変な体験をされたんですね
想像もつきませんでした
by goma1113 (2010-06-27 18:09) 

幼いのにベッドから離れられない、私の想像を超える辛さだったと思います。
でも生かされているのでしょうか、chyakeさんはちゃんと２本の足で大地に根ざして生きてらっしゃると思いますが。
その少しの幸せ大切にしてください。
by mignon (2010-06-27 21:25) 

＞thunderknightさん＞goma1113さん＞☆YUKI☆さんこんにちは[晴れ]
[複数のハート][複数のハート][複数のハート]markありがとうございます。[嬉しい顔]
＞thunderknigtさん[ハート]
[ペン]commentありがとうございます。[嬉しい顔]
幼かったので、自分がどうなるのかなんて考えていませんでした。
「ウルトラ大百科」の本をひたすら読んで研究していたので考える時間は与えられたと思います。
実は充実していたのです。
＞goma1113さん[ハート]
[ペン]commentありがとうございます。[嬉しい顔]
周りから見ていると悲壮感が漂いますが、自分はそのとき何も知らないでいるのでそれほどつらい思いはしませんでした。
後から振り返って、あのとき「救われたんだなあ」と思うだけです。
＞mignonさん[ハート]
[ペン]commentありがとうございます。[嬉しい顔]
ただ、「生きているだけ」なんですが、これは本当は「奇跡」なのかもしれません。
自分を大切にしてくださいね。[複数のハート]
by chyake (2010-06-29 19:01) 

もっとしあわせになってください！[嬉しい顔]
by don (2010-06-30 21:54) 

＞donさんこんにちは[晴れ]
[ハート]mark[ペン]commentありがとうございます。[嬉しい顔]
幸せになります。[ハート]
ありがとうございました。[リボン]
by chyake (2010-07-01 10:52)